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2011年9月25日 (日)

我孫子の志賀直哉別荘

我孫子の志賀直哉別荘

姪っ子の結婚式が有り、東京に主人と上京。教会で、留袖を着て参列、ちょっと違和感があったが、厳かな感動の式でした。子や孫につながれていく血、母・シガコばあさんがおられたらと、よく上京して孫と戯れていた亡き母を思い出し、ジーンと来るものがあった。若い二人の将来に、母の思いも重ね幸多かれ、と祝福・お祈りをしました。

そのあと妹の新宅訪問かたがた泊めていただき、翌日我孫子の町を妹の夫婦の案内で探訪。

柳宗悦や武者小路実篤らと交流しながら我孫子に一時期住んで、執筆を行った志賀直哉の屋敷跡や道はさんで建つ白樺文学館を訪れてきました。

我孫子市には、大正時代、雑誌『白樺』同人の中核となった柳宗悦が「・・ここは地上の美しい場所の一つだと自分はよく思った・・」と、大正10年に「我孫子から」で発表しているように、多くの文人・画家が手賀沼のほとりに集まり、日本近代芸術全般にわたる先導的役割を担ってきて、鎌倉と並び称される文士村でした。

我孫子市白樺文学館には、雑誌『白樺』の原本160冊や夏目漱石から志賀直哉に宛書簡、志賀直哉から小林多喜二宛書簡、民芸の仲間の富本憲吉や河井寛次郎、バーナード・リーチ、濱田庄司の陶芸作品なども紹介されている。 1月の文科省の読書推進活動のフォーラムで上京した時に、連れて行ってもらった図書館もすばらしかったし、我孫子市の文化の位置づけをうらやましく感じられた今回の訪問でした。

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