新年早々の鯖江市役所ロビーに、鮭の稚魚の水槽がお目見え
鯖江市役所ロビーに、孵化した鮭の稚魚が水槽の中で泳ぎまわっている。市役所に訪れられた市民の方が珍しそうに、覗いておられた光景は、なんとも微笑ましい。
この事業は、鯖江市の姉妹都市の村上市の鮭に由来していて、日野川漁業協同組合の協力をいただいて、平成23年度より自然環境保全と命の大切さについて理解を深めるため日野川へサケの放流を行っています。
今年度は平成26年3月2日(日)に放流が予定されているようです。
サケの放流事業は、それまでの間、子どもたちや市民の皆様に、サケの稚魚が卵の中で動く様子や、ふ化する瞬間の観察を通して、サケの放流に対して興味を持ってもらうために、放流予定のサケの卵をペットボトルに入れて小学校矢市民のお宅で育てていただき、ふ化するまで観察してもらった後、再び漁業協同組合が引き取り、放流できる大きさになるまで育てます。
◆サケの一生
サケはふ化した後、川を下って海洋に入り、そこで3~5年過ごします。その間に2~3万キロ泳ぎます。サケは産卵のため、再び日本に戻ってきます。そして自分が生まれた川を探し当て、上流へとさかのぼります。これがサケの遡上です。遡上したサケは川底に卵を産み付けます。 福井県は遡上が確認されている地域のおおよそ南端に当たります。サケのすめる美しい川・日野川、自然を皆さんで守りたいものです。
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