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2008年7月24日 (木)

「どう変える?福井の農林業!・安全安心な野菜作りで地域おこし」

7月16日(水)午後1時30分から福井市の「ユー・アイふくい」で、[安全・安心な野菜作りで地域おこし」と題して、お話をさせていただきました。福井ライフ・アカデミー郷土学習講座「ふるさとの産業」5回シリーズの一端を担わせていただきました。聴講生の熱心な気迫の感じられる教室でした。

河和田地区では、平成5年から地区婦人会が中心になって生ごみを焼却するのではなく、収集に出さない、減量・堆肥化して家庭菜園の有機肥料に、そして美味しい安全な・安心なお野菜の栽培収穫、そして家庭の食卓に上がり、またその残渣は土に戻るというリサイクルに取り組んできました。平成12年には地区上げて取り組もうということで[河和田地区生ごみ問題連絡協議会]を設立し、生ごみリサイクルメンバーの拡大を図り、実働部隊として、約200人の会員で、「うるし里台所から環境を守る会」が活動を開始しました。それから平成14年に、学校給食に利用されていた中国からの輸入ほうれん草に日本では含有してはならない農薬の残留が見つかり、当時の母親委員長さんから地元の安心な野菜を子どもたちに食べさせたいという強い思い・要望から、生ごみリサイクル・有機肥料で野菜作りをしている家庭菜園のメンバーに声をかけて、学校給食野菜の提供が始まりました。[河和田地区生ごみ問題連絡協議会]から発展的に、NPO法人かわだ夢グリーンが平成14年4月に法人登記して活動を始めていましたので、学校給食支援グループとして動き出しました。

300人ほどの児童の給食の食材・野菜を作るということは大変なことで、これをうまく動かすために、この給食に提供した後の残りの野菜のフォローも必要であることに気が付き、平成17年から「河和田ふれっしゅ市・朝市」も始まりました。

私たちの身の回りをみると、自分達にできることに、地域資源を活用しながら、住んでいるところに誇りを持って、「生ごみは宝」、次世代の子どもたちのために、がんばっていくことが大切ではないでしょうか。思いを形に、志を同じくする仲間と、ちょっと無理して(このちょっと無理が必要)、動き出すことが出来たら、安全・安心な野菜作りからでも地域おこしができる、おばちゃんパワーはたいしたもんです。

関西広域圏のコミュニティービジネスに福井県からは2件、そのうちの1件にノミネートされているNPO法人かわだ夢グリーンの事業です。ビジネスにはまだまだですが、野菜の代金で種代が出ると喜んでいただいている方も有ります。今のところやはり安全安心な野菜作りは地域のコミュニティですね(ところで、当日は、体調を崩して最後のまとめに時間を作ることができなくて、出席者の皆様にご迷惑をかけました。申し訳有りません)。

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