鯖江市婦人福祉協議会の研修旅行で止揚学園へ
「子供のためにではなく、子供とともに」、玄関に掲げられた精神に、福祉の原点を感じる。
鯖江市婦人福祉協議会の活動で、9月から研修会の案内をいただいていた止揚学園に、11月8日、伺うことが出来ました。
止揚学園は、昭和31年に設立していて、重い知能に障がいを持った子ども達の施設。設立者の福井達雨先生編の「こわいことなんかあらへん」の絵本をかわだ文庫で出会わせていただいて、ず~と気になっていた止揚学園です。今回20年来の思いを婦人福祉の研修で実現させていただけるご縁いただけました。
2グループに分かれて施設の中を案内いただけることに、ホールでの説明を。前に飾ってある写真は、入所者の親御さんなくなられた方の写真だそう、止揚学園の職員のために作った墓地であったが、親元から引き離してしまった申し訳なさに、分骨されているとのこと。
クッキーグループの作業風景、クリスマスケーキの受注を受けて、一生懸命クッキー生地をこねている。
お待ちかねの昼食、入所者の方々と一緒に手づくりのいもなべを頂きました。そのあと、歓迎の歌を披露していただいたり、いっちょらいを踊ったり、鯖江から役員さん手づくりのレイを首にかけてアロハを踊ったり、本当に気持ちのいい時間を過させて頂きました。
プレゼントしたレイはとても喜んでいただけました。帰りに玄関までお見送りしていただき、私たちが角を曲がるまで、さようなら、と手を振っていてくださいました。
止揚学園は共同体性を持つ施設で、障がい児差別に対する抵抗運動、教育権運動を起こすなど真摯な活動を続けてこられ今日があります。入所者以上の職員でお世話をしておられ、キリスト教の精神で学園生活があることに、少しでも見習わせていただかなきゃという感動の研修でした。
帰りに寄った彦根キャッスルロードでのたこせんべい、を買って味見。うるしの里でも何かヒントになりそう。
コメント