福島の子どもたちに「絵本を届けよう」郡山市柴宮小学校で贈呈式
さばえっこ図書ボランティアネットワークの、昨年12月から市内の皆さんに呼びかけて活動していた福島の子どもたちに「絵本を届けよう」の集まった4,000冊以上の絵本・児童書とメッセージカードを、大玉村(幼稚園2園、小学校2校、中学校、仮設住宅)、二本松市中学校と郡山市柴宮小学校にお届けさせていただくことが出来ました。
柴宮小学校では、この日、福島県学校図書館協議会総会と全体会が開催されていて、その市町の小・中・高の18校が「ほしい」と手を挙げてくださったとかで、先生方がまた車に積んでお持ち帰りいただくとか。
福島県は漢字に力を入れておられ(大玉村では、福井県の白川文字の教科書も授業に取り入れられていました)、読書にも力を入れておられ、今回の「絵本を届けよう」を非常に喜んでいただきました。
学校を挙げて、子どもたちの手による贈呈式までしていただき、福島の子どもたちを代表して、柴宮小学校6年生の川上君のお礼の言葉に「ピンチをチャンスに、100冊読破しよう、とがんばりました。頂いた本を更に読んでいきたい。大人になったら必ずこのご恩返しをしたい」とおっしゃっていただき、感無量でした。
勇気を出して、前を向いて生きている子どもたちに、被災地支援のつもりが、絵本を届けた私たちのほうがエネルギーを頂いたようです。
絵本から児童書から読み聞かせや読書を通じて、新たな希望と夢を見出して、がんばっていただきたい、子どもたちが元気になれば、周りの大人たちも元気になれると、本とともに多くの鯖江の皆様の思いを届けさせていただくことが出来ました。
でも、浜通りは公共施設すら十分に立ち直っていないので、木村の思いとするところまでは行き届かないとおっしゃれた砂子田学校図書館活動推進委員会副委員長の言葉は、胸に迫るものでした。まだまだ出来るところで、出来ることから非被災地の私たちもがんばらなければならないと実感しました。
ところで、柴宮小学校の広い校庭は、すでに除染されたようですが、学校周りの庭木やプールの放射能除染に、これから入られるようです。
木村さんも福島までいらしたんですね。
その行動力に脱帽です。
その感動を、みんなにおすそ分けしてくださいね。
お待ちしています。
投稿: 観篤子 | 2012年5月14日 (月) 07:21