「山うに」に思いをはせる
平成24年9月に、鯖江市農業公社のソフト事業に、地域資源の利活用で商品化・事業を起こそうと相談を受けて、「山うに」プロジェクトを設立して6年。
河和田地区の家庭で作られて食されていた伝統の薬味「山うに」を商品化。いまさらながら地元の女性、先人の家の周りにある赤くなった唐辛子、ゆずを工夫して食べてもらおう、家族を思う知恵「山うに」、ご苦労の結晶に、ただただ感謝。プロジェクトでは、名称もいくつか出されたが、座長である木村の思いを尊重していただけ、「かわだも、海の雲丹に負けない山うにがある」と言っていた母の負けず嫌いな母の言葉を登用。プロジェクトが動き出したとき、いまより若かった。
おばさんのトシさんから「愛子もっと辛くなくてはいけない」ともいわれてきた。おばさんも昨日95歳で目を落とされた。多くの女性に、料理にかかわる人々に、家庭の味を食卓に出す心意気、生きざまを生涯教え続けてこられた。おばさんの料理のレシピ、特に郷土料理を後世に伝えるために本を出そう、といろいろな部署に予算確保を提言してきた。時間はかかったけれど、『山田トシさんの手料理帳』も平成27年に出してもらうことができた。
これからも、地域の資源を活用して、誇りに思い磨きをかける。皆さんと思いを一つに頑張ってきていきたい。本格的な「山うに」シーズン、12月8日は、イベントを考えている。
http://aikonet.mitelog.jp/diary/2017/05/post-49d3.html
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