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2015年8月30日 (日)

市民創世会 魚津市に北陸新幹線開業に伴うまちづくりを行政視察

8月27日28日と、市民創世会で魚津市に、「北陸新幹線開業に伴うまちづくり」について行政視察をさせていただいてきました。

魚津市産業建設部商工観光課が北陸新幹線業務を所管しておられ、観光おもてなし振興条例を平成22年に制定し、23年に実施計画をたてて、新幹線の開通でマネジメントできるように動いてこられていて、政ニ課長代理、亀田さんから「新幹線開業に伴う変化と対応」を研修させていただきました。

1.新幹線開業による変化

  • JR北陸線の運行は「あいの風とやま鉄道」など各県ごとの第3セクターへ
  • 魚津駅に停車していた特急列車37本の廃止
  • 高速移動の拠点は新幹線駅に移動
  • 特に関西・中京・新潟方面への移動利便性低下
  • 魚津駅の乗客数データ(あいの風とやま鉄道の平成27年6月11日の調査・輸送密度も乗客数も増えている)
  • 魚津駅「みどりの窓口」の廃止、午後8時以降の駅員不在(列車の中で乗務員さんの話では、あいの風とやま鉄道の社員30人加えJRから10人が出向)

2.魚津市の対応

  ①在来先頭対策連絡協議会の活動(平成13年~) →北陸在来線がスーパー特急方式により魚津駅に停車する計画であったが、 平成12年フル規格による整備に変更され、魚津駅に停車しなくなったことから、新幹線開業後の鉄道を中心とした街づくりを目指し、市、議会、経済界、と共に講演会、地鉄・あいの風とやま線を利用したツアーの企画・実施

  ②魚津駅・新魚津駅の乗り換え利便性向上とバリアフリー化を目指し、新魚津駅の魚津   駅側への移設や駅前広場の整備を行うなど、駅周辺の整備を計画

  ③沿線市町とともに、JR切符の購入環境が維持されるよう要望

  ④富山地方鉄道が、黒部宇奈月温泉駅と隣接して「新魚津駅」を新設したことに合わせ、沿線市とともに地鉄線の増便を支援

  ⑤地鉄線を補完するために、黒部宇奈月温泉駅と魚津市内を結ぶ予約敷き乗り合いタクシー「おもてなし魚津直行便」の実験運行を開始(ジャンボ5000円、普通1000円、収入の足りない分を補填、当初予算600万円、補正必要)

  ⑥魚津駅がJRから経営委譲された際に生まれた空きスペースを、例えば地場産品の販売所として活用を検討

  ⑦地域交通としての「魚津市民バス」等路線網等運行体制の充実

など、詳細に研修をさせていただきました。

Cimg6190お忙しいところ、魚津市役所の職員さんにお世話になり、ありがとうございました。

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