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2014年10月 7日 (火)

鯖江市精神障がい児(者)福祉協会で、東近江市の止揚学園を訪問

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Cimg49321962年、止揚学園は、福井達雨先生が知能に重い障害を持つ4人の子どもたちと始まっています。「止揚」とは、哲学用語で「アウフヘーベン」等いうドイツ語を訳されたもので、二つの異なったものがぶつかり合ってつぶれ、その中から今までとは違う新しい一つの統合体が生まれてくるという意味があるようです。

今までにない生き方が生まれる場にしたいと名づけられたようです。

福井先生の奥様と松井先生からこれまでの経過や日々の暮らしのお話を聞かせていただきました。入園者は36人、職員も36人だそうです。

キリスト教の信仰により「見えるものよりみえないものを」「ためにではなくともに」という心を大切にされています。昨年11月に、鯖江市の婦人福祉協議会で研修にうかがい、あまり感動しましたので、鯖江市精神障がい児(者)福祉協会の役員会で研修先として提案させせていただき、2度目の訪問をさせていただきました。

設立当初は、近江八幡の古いお寺を改造されてはじめられた事業、入園者が増えて、現在の地(東近江市・旧能登川町)に移転され、1967年に社会福祉法人汀会として発足、児童福祉施設として認可されて、1989年には現在平均年齢55歳の皆さんのための成人施設に転換し、2004年には地域社会で生活できるようにと、1974年に生まれている「止揚の家」がケアホームとして認可されてきて、2007年には障害者支援施設に移行してきておられます。2012年に創立50周年を迎えられました。

所属を与えられない子たちにとっても、そのままの姿が尊ばれなければならない、日々の積み重ねで地域に同化できてきたと話してくださる福井先生、また、炊事場、お手洗い、洗濯場がいきいきすると、学園が生き生きすると、そのことが実践なさっておられる現場を見せていただきました。

障害を持つ人、持たない人も「みんな手をつなぎ」明るく生きておられる姿に、涙が出るほどの感激、感動を覚えました。私はこのご縁を2度もいただき、勇気、エネルギーをいただいて帰路につきました。

また、「おしゃれをしないと、マンネリになる。職員にはトレーナーではなく、きちんとおしゃれをして笑顔でスキンシップを。そのためにお給料をいただいているんだから、と言っています」という福井先生の言葉、福井達雨先生の「行動に愛」、しみじみ「愛」の重み・精神を頂戴できた気分です(愛子の名前に悩んだ若かったころもありましたので・・・)。

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