子どもの読書環境に、読み聞かせ
「子どものすきな神さま」新美南吉さんは今年、生誕100年。
美智子皇后陛下が、小さい頃に読んでもらったに新美南吉の「でんでんむしのかなしみ」について、1998年インドで開かれた国際児童図書評議会世界大会のビデオによる基調講演「子ども時代の読書の思い出」のなかでふれられています。
南吉は死の直前の小説「天狗(絶筆)」で自らを画家になぞらえて書いています。「私は大げさな絵はかきません。つつましい絵をかきます。つつましい絵の中に半分の夢と半分の現実をつきまぜるのです。そのほかのもの、たとえば理想だとか、主張だとか、思想だとか、風刺だとか、(中略)しかしいつも欠けぬものは夢です。私たちは日常のがらくたの向ふにある(或る特別な人々だけにある)夢です」と。
子どもたちが、大きな夢を持って心豊かに生きていく、生きていくことが出来る環境づくりに、絵本・本を楽しむ時間を教えたいと思います。かわだ文庫は、地域で活動を始めて21年になりました。
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