ふくい女性財団研修会「DV予防啓発〜被害者・支援者の立場からDVを考える〜」
12月3日(金)、鯖江市役所4階の多目的ホールで、NPO法人男女平等推進協会「えちぜん」主任DV被害者自助グループ「チューリップの会」事務局武内昭子さんを講師に、さばえ男女共同参画市民ネットワークの理事、越前町男女共同参画ネットワーク理事、市役所職員たちが「DV予防啓発~被害者・支援者の立場からDVを考える」を研修。
武内さんは、冒頭「暴力から逃げるため離婚するケースも多いが、離婚してからが大変」と始められました。いろいろな実例の解説もあり、分かりやすい内容の研修でした。DVの予防啓発は、国レベルではなく、市民レベルで、私たちが地域・社会でできることに取組むことの大切さを学びました。
誰でも一人の人間として尊重される権利があること。それを周りが尊重しなければならないこと。誰でも人間として自分のことを決めていい権利があること。誰でも性別に係わりなく、人として平等な権利をもっていること。暴力を容認しない家庭、地域、社会づくりを推進し、暴力以外の問題解決方法を学ぶことが重要ポイントと。
とにかく被害者は知られたくないけれど、知ってほしい、矛盾した気持ち。被害者は必ず立ち直れると思い、支援する「一人ではないよ」と。そして自己決定は自分で切り開いていくこと、と。
鯖江市ではかつて男女平等といっていたが、現在は男女共同になってしまっている。越前市は今もって平等をうたっておられる、鯖江市と比較してやはり男女共同の取り組みは進んでいる。NPO法人男女平等推進協会「えちぜん」の事業展開をうらやましく思った。事務所は、駅前のアルプラザの建物の中に事務所がある。
暴力相談業務等は行政で地域格差がある、と福井大学の長谷川美香先生が福井県女性議員の会の研修のときに指摘されていたが実感。少しずつできるところから、がんばろう。
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