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2010年3月 6日 (土)

狂言「塗師」おばばの会

狂言「塗師」おばばの会

狂言とは

動物で笑えるのはヒトだけである。そして人生の半分は笑いである。その笑いが古くから日本人の生活に大きなウエイトを占めていたようである。その笑いには、大別して二種類のものがあると思う。

一つは人生そのものが笑いであるような自然な笑い、いま一つは社交のための、生活のテクニックとして作られた笑いである。庶民の笑いは主として前者の笑いであり、支配階級や知識層の笑いは主として後者の笑いだと類別することができる。

この庶民の笑いとして作られたものが狂言である。 今から1,300年前の南北長時代に、平安時代からあった猿楽や座敷舞を発展させて完成されたのが、能・狂言・幸若舞である。戦国武将の信長は、織田家ゆかりの越前西田中の幸若舞を中央に引き出し、秀吉は狂言が大好きで自らも演じ、家康は諸大名とともに能楽を庇護した。 このように、700年もの間日本人に愛されてきた芸能の一つである狂言の特徴とは・・。

創作狂言「塗師」は、越前が出てくる演目である。地謡に合わせて塗師兵六が舞を舞う格調の高い狂言、おばばたちは、増沢先生の指導を得ながら練習を重ねている。81歳から62歳のおばばたち、春からは小学生の「ふるさとクラブ」にも出向いて、子どもたちに、狂言の面白さを伝えようとしている。その前に英気を養おうと、あわらの温泉を会場に懇親会を開いてござる。

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