どんなにつらかった判断でしょう。
上川法務大臣のこういう活動を知ると、地方の議員であるが、涙が出てきて胸に迫るものがある。7月28日今日の福井新聞では「オウム6人死刑執行」と、大きく報じられた。
上川法務大臣は、平成16年2月、自民党司法制度調査会メンバーとして全国犯罪被害者の会(あすの会)と「被害者の司法参加」などについて意見交換し「一人殺しても死刑にならないという量刑相場はおかしい」といった声に耳を傾けてこられた。同年12月の犯罪被害者等基本法成立にも尽力してこられ、今年6月のあすの会の解散に際しては「あすの会で聞いた生の声を胸に刻み仕事をしている」と誓っておられたようだ。
どんな最悪な犯罪者にも、死刑は無い、との世の中の考えになりつつある。産経新聞の大竹記者の記事によれば、また、国際的には“逆風”の中の執行にも映る。だが、オウム事件の死刑囚を含めた16人の執行は犯罪被害者支援に真摯(しんし)に取り組んできた上川氏だからこそ、悩み抜いた末にできた決断だろう。卑劣な無差別テロに対する国家の毅然(きぜん)たる姿勢を示したといえる、と報道されている。
女性の法務大臣であった、よくお休みになられているだろうか? 女性ゆえに、平成7年3月の日本中を震撼された恐怖の事件が2度と起きてはならない。と素朴に思う。
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