鯖江市精神障がい児(者)福祉協会で、坂井市、あわら市の先進事業所を研修に
10月15日(土)は、鯖江市精神障がい児(者)福祉協会・四つ葉会で、先進事例等の研修会を行っていますが、今回は、あわら市のNPO法人ピアファームと、坂井市のNPO法人坂井市障がい者プラン住民会議・障がい者雇用ネットワークセンターを先進事例に、会員や社会福祉課の西山参事も同行していただいて研修に伺いました。
ピアファームさんの農園。さりげなく、あたりまえに、働く~栽培生産・産直販売・農業の担い手・地域貢献~。障がいのある方が、地域の方やボランティアの方たちと協働して、安全でおいしい作物を作ることを目指して命名された「ピアファーム」 、生きがいと働き甲斐のある職場を見せていただきました。
一連の農作業の説明を、写真で上田氏からありましたが、障がい者の方も、農業塾の講師を務めるまでになられている、働き始めて8年というお嬢さん、一人前の農作業の実践者です。
ここでは1次産業から、農産物の加工、6次産業にまで事業を拡大して、農産物の価値を高めておられ、梨のジュースも試飲させていただきました。誇りを持って農業の分野と福祉の連携事業コラボを実現しておられるNPO法人ピアファームさんでした。
この後、特定非営利活動法人坂井市障がい者プラン住民会議・障がい者雇用ネットワークセンターのある三国福祉会館に伺いました。
研修会のはじめ、坂井市の民生児童委員長でいらっしゃる阿古江先生からご挨拶を頂きました。お寺さんでもいらっしゃることで、お葬式を式場でするようになり、人々のつながりが薄れてきた、この状態で災害が起きたらどうなるのか心配。要援護者など障がい者とのかかわりが大切と思う、ということで、6年ほど前に市から委託事業として、障がい者雇用ネットワークセンターを立ち上げ、就労支援や相談業務、フリースペース事業などを展開しておられます。
前身の丸岡町住民策定会議は、180人ほど集まり、何がしたいか、してほしいか、何ができるか、親が一生懸命にならなくてどうすると、われわれで作ったプランに役場の職員も動いて、まちにプランが反映されることを実感してこられました。このがんばったことがトーンダウンすることなく、合併でも市でつながり、現在の坂井市障がい者プラン住民会議に、活動事業の目的が引き継がれました。民生委員とのかかわりもこれからの仕事で、3年の任期を1期で終えるのではなく続けてやっていただくことで見えてくる地域福祉、障がい者と福祉のあり方などフリースペースの「きずな」が、役割も果たしてきている、と。遠方からでも相談に見えてもいる現状など、時間が足りないほど、翔びたつ「生きがい」、拡がる「きずな」を、事例も交えてたくさんのことを学ばせていただきました。
この話をお聞きしていて鯖江市は、15年遅れているのでは、と愕然としました。
障がい者福祉の現場で、28年度から農業と福祉の連携・コラボ事業を、「千草の家」で、始められていますが、まね出来るところは見習って、鯖江流のやり方に発展させていくことができたら、と思います。
昼食は、「ノラ農園レストラン」で、バイキングをしっかり楽しみました。
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