さばえこころの電話、30周年記念講演「数多くの死の報道から今思うこと」
7月2日、嚮陽会館で、「さばえこころの電話」30周年式典と記念講演がありました。
「こころと命を守るために」こころの相談業務、お電話の主の相談に寄り添って来てこられて30周年、尊いご活動に、一口に30年といえない、本当に頭が下がります。
記念講演は、「数多くの死の報道から今思うこと」と題して、元NHKアナウンサー・千葉県熊野神社宮司 宮田修氏のアナウンサー時代 のことから宮司さんになられるまでのことなど豊富な現場からのお話を頂きました。阪神大震災の亡くなられた方々のニュースなど大変な思いで伝えられたこと、そして宮司さんになられて今思うこととして、「命を頂き、引き継いだ自分が、また次に命をリレーする。神さまからの繋がりを親 から子どもへと命を戴いて生きている。神道では、中今(なかいま)といい、過去から未来へつながる現代、私達は中今に生きているのであります。
こういう考 え方は、戦前の日本人は誰もが知っていたし身についていた。家庭教育の中でして欲しい」と訴えられました。
命をつなぐことが人間として生を受けたものの一番の努め、と言っている夫眞さん。そういう男性と家族を持てることが出来たことをしみじみ思いながら、宮本先生の話をお聞きし、家族がお亡くなりになられている方のこころの整理は、中今からどうつけられることが出来るのか非常に気になりました。機会があったらこの部分についてお尋ねしてみたい。
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