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2015年10月19日 (月)

総務委員会で、下関市の指定管理施設「海響館」を行政視察

鯖江市議会総務委員会で、10月6日から下関市に「指定管理運営について」、出雲市に「まち・ひと・しごと創生総合戦略について」、安来市の「ふるさと納税について」を行政視察に出かけました。

1日目の下関市の「指定管理運営については」、市立しものせき水族館「海響館」の、昭和31年に水産都市下関のシンボルとして東洋一の規模で開館した旧水族館から新水族館「海響館」建設~リニューアルまでをお聞きしました。昭和62年以降全国に水族館が開館し、市民から立て替えの意見が寄せられることになり、平成3年に水族館整備研究会が、役所内に設置されて始まっています。

平成11年には、山口県からの指導もあり、博物館的要素も維持するため水産大学の機能を持たせた財団法人下関海洋科学アカデミーを設立。平成13年4月に、愛称を呼びかけた「海響館」が、建設事業費146億2900万円(そのうちペンギン村は22億8400万円)でオープン。平成18年より公益財団法人下関アカデミーが指定管理者で指定管理者制度に移行して来ている。

民間活力を活かした方がいいだろうと、市が100%出資した法人に8億2600万余円(平成26年)で依託している。入場料収入の8億円あまりは市の歳入になり、法人の自主事業はレストラン、売店、自販機が主なもので、開館から毎年60万人から80万人の入館で累計入館者数は1,000万人を平成26年8月に達成という実績です。

説明の後、館内を説明を受けながら見せていただいたが、職員22人、臨時30人で運営されている「海響館」は、「水の世界を旅しよう」という壮大なテーマそのものであることを実感させられました。

下関市の指定管理は、総務部が指定管理者制度ガイドラインを設け、観光施設や福祉施設、教育・文化施設など、市の設置する公の施設の管理を委ねる場合、これまでは市が出資する法人や公共的団体等に限られていましたが、地方自治法の改正によって、市が指定する民間事業者等を含む法人や団体(指定管理者)に、現在廃止になっているものもあるようですが、120以上が業務がゆだねられています。

http://www.city.shimonoseki.lg.jp/www/contents/1437038878992/index.html#no5

鯖江市と財政規模があまりに違いすぎますが、指定管理者制度は、多様化する住民ニーズに、より効果的かつ効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の活力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、経費の削減等を図ることを目的としており、民間企業やNPO等を含む法人や団体(個人は不可)で市が指定して議会の議決を受ければ指定管理者になることができ、今回の研修を鯖江市にしっかり反映していきたいと思います。

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