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2016年10月

2016年10月22日 (土)

「ざくろの宿」のインバウンド・台湾からのお客様を丹南地区ものづくりの里をご案内

10月1日~4日まで台湾からのお客様が河和田に見えるとの、柑本さんからの相談があり、応援をさせていただきました。

少しガイドを引き受けていただいた継体の会会長真保さんから教わられて、片山の漆器神社を参拝、参拝方法などを、替わりばんに神妙に参拝されました。

河和田町の中道をご案内、昔の地図(絵図)表示を見ながら、平成16年福井豪雨、国の激甚災害の指定を受けて復興からの町並整備した状況を木村が説明。また、アジアの建築学会の学生さんが、8月に作られた造形物がいい日陰を、いい休憩のベンチを作ってくださっていることも話ながら(台湾の学生は、3箇所あったこのブースのチームには参加しておられなかった)、会話が通じたのかどうか判りませんが、しばし休憩しながら楽しそうな台湾の皆さん。

そのあと、越前陶芸村で行なわれている秋の陶芸祭りに参加させてもらえました。県の研修所では、窯入れもこの祭りイベントの日に合わせられていて、1300度の温度で4日間焚き続けるらしいのですが、4日目という日にでくわせて頂きました。

2日目は、自然栽培の大豆などを材料に味噌作りをされている越前市の河崎さんのマルカワ味噌さんで、味噌つくりの研修と工場見学をさせて頂きました。

このあと、越前和紙の産地や越前漆器の産地などもめぐって歩き、昼食は喫茶椀椀で、ランチを楽しんでいただきました。

今回の柑本さんツールでの動きを、地本の協力を得てもっと拡大したいと思うこともありだと思いますが、個人の動きなのか、地域全体で共有していくことなのか、柑本さん自身が整理をする必要もあると思いました。また、まず言葉が通じること会話が成り立つことは、インバウンド受け入れ、案内するということは、最小限必要なことでもあるのではないだろうか、と言うことを肌身で感じました。

「山田トシさんの手料理帳」をクラウドファンデングで出版、さらにクラウドファンデングで増刷

これまで、河和田21世紀村づくり塾に女性の立場で関わらせていただき、ラポーゼかわだの立ち上がりのソフト事業を、パンつくり体験、蕎麦打ち体験、ハーブ栽培とクラフト体験、木工生地つくり体験と、もう20年も前のことですが、全力投球させていただきました。そのころ、河和田食と健康を考える会があり、ハーブ・薬草を使って薬膳料理の研究もさせて頂きました。年配のお料理上手な、器用な会員さんから、ふるさと料理をいろいろとお習いすることも出来ました。母はちょうどそのころ体調崩して、福井医科大学病院に入院していたころでしょうか。

まだまだ母から教われるという思いもあり、教わりきれていない河和田の伝統的料理の作り方など、母が亡くなって、「あっしまった」と後悔しました。家庭料理の先生だったおばさん(山田トシ先生)に「おばちゃん教えて」とお願いすると、「もっていきない」と出来たものをもたせてくださるのが常でした。

議員になってすぐに、ユーカルさばえ(当時は青少年ホーム)や公民館講座で料理教室の先生をしておられ、その活動のながれで、家庭料理、ふるさと料理のレシピ集の発行など出来ないか、教育委員会等にも提案したり、女性の活躍と言うことで女性活躍推進室にも話もちかけたりしていました。それが10年以上たって、うるしの里かわだまちづくり協議会の活動の一環で、農林政策課の若手職員の熱心な動きもあり、2年がかりで「山田トシさんの手料理帳」、92歳のおばさんの手書き料理レシピが、形になりました。ここまで思いを溜め込んで実現できたことは、関わってくださった多くの皆さんに、ご苦労にただただ感謝です。

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昨年暮れの出版から、さらに編集内容に久保田桐子先生たちに、また手をかけていただいて増刷対応を、ファーボを活用して行なうこととが出来ました。ファーボにご協力いただいたかたがたに「トシさんを囲んでお料理を楽しむ」メニューもあり、このほど9月25日(日)昼、うるしの里会館で、河和田の料理研究会のみなさまにお料理作りなどお世話になって開催されました。

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カメラマンの倉橋さん、レシピの整理や本文を手がけていただいた久保田桐子さん。
このほか、編集を竹内陽一さん、スタイリストに藤本よしこさん、デザインを長岡綾子さん、挿画に里見佳音さんの若手集団です。

日常おばさんを先生に料理研究会のみなさんが「囲む会」のお料理をつくってくださって、代表の高橋さん

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Cimg9212食べることは生きること、身の回りの食材、ものを使い、家族に喜んでもらえる料理をつくることができる田舎暮らし、この暮らしそのものの存続も、この手料理帳で繋がっていくことは、造り酒屋で育った姉妹、母を超える年齢にそろそろなってきて、自分への褒美でもあるかなと涙の出た事業です。

夢みらい館・さばえで、「夢みらいWe10年記念式典」が開かれました

9月24日、夢みらい館・さばえで、「夢みらいWe10年記念式典」が開かれました。

Cimg9204夢みらい館さばえを指定管理にすると言うことで、2つの団体が応募して、夢みらいWeがまちづくりと男女共同参画の拠点施設として受託してこられました。この間2つの団体の調整をして女性同士が手をつないでもらうことも職員に提案したこともありましたが、神明地区にある建物ということで、神明地区、関係者の方で組織されていて、当初のギクシャクは矢張り尾を引きました。

しかし10年を経て、施設の管理運営と男女共同参画の拠点施設としての役割を担っていただく夢みらい館・さばえへと歩んできていただいています。歴代の会長さん、館長さんのご苦労はいかばかりでしょう。感慨深いものがあることでしょう。これからのさばえ、女性も参加したまちづくりに向けて期待はまだまだ大きいものがあります。

Img235「活動ありき、人ありき、男女のかかわりなく学びの場」と、三田恵美子先生のお祝いの激励のお言葉をいただき、栗山会長さんは「自分の学びから共同社会への参画を」と呼びかけられた「夢みらいまつり」でした。

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元館長(20、21年度)の北潟さんご苦労に敬意を表し、高度化する市民の要求や期待、難しい運営面を乗り切ってこられ、さらに充実し発展することのメッセージを発しておられます。

「ととねえちゃん」から「おもしろ雑学」、園児の運動会でエネルギーを

「暮らしの手帖」は、若いころ、東京にいたころ愛読本でした。人間らしく生きることを、編集(企画、レイアウト)なども学ばせてもらっていました。もう終わってしまいましたが、終盤になって「ととねえちゃん」を見て1日が始まっていました。

Img25610月の「べっぴんさん」、子育てのころ大好きなお店だったファミリアの創設者の歴史がものがたりになっているらしい。これも楽しみ・・・。9月から10月へと季節変わり目、なにかとあわただしい。

Kc4d00599月25日は、地区のソフトボール大会が市長選挙の出陣式に重なって早朝から行なわれました。

「かわだ雑学塾」が、昨年に引き続き、パート2で、9月15日から始まっています。第1講座は「私が河和田で目指すもの」、河和田へ移住定住してものづくりに精出しておられる若者と土田直東さんのコーディネートでスタートしました。

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9月29日は第2講座「人生『花と私』花に魅せられて」、講師は塚田みよ子さんです。
「お花、みんなに教えて」と、10年ほど前から地域に出てもらいました。地域全体が、お花にあふれる優しいまち!出来るんじゃないか、美しさ、優しさが、心の癒しにも、新たな活力にもという思いです。フラワーフレンドリーの立ち上げを応援した木村としては、みよちゃんのために、パワーポイントで、おうち、庭のガーデンを参加者の方に分かって欲しいと、映像で思い出の写真なども預かって大写しの資料づくり! をさせていただけました。

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Kc4d0063以前、市民創世会・会派(政務活動費)で小布施の町を研修にうかがいましたが、花でまちづくりまでを、イギリスまでの待ちあげて研修を積まれているなど非常に参考になりました。

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Cimg2684河和田地区もがんばれるんじゃないか、動けるところで動きたいものです。

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9月24日、10月1日は、保育園・所の運動会のお招きに、喜び勇んで応援に!子どもたちのがんばっている姿、さらにこれからを担っていく子たちに先生方の保育、教育の現場でのご苦労を思うと涙うるうる。

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日々、忙しい毎日も、子どもたちから、ご一緒に地域のために動いていただいている方々と楽しさを、感動を共有できる幸せ! ただ感謝です。

鯖江市連合区長会会長会と市議会議員との意見交換会

9月26日(月)午前10時から、鯖江市役所4階全員協議会室で、区長会連合会と意見交換会を行なわせていただきました。

区長会からは、鯖江地区の橋本区長会会長さんを筆頭に10地区の区長さんが出席、議員側は小竹議長をはじめとして、総合戦略特別委員会の委員、会派代表11名が参加させていただきました。

北陸新幹線敦賀開通後の特急存続について、議会側からと、江戸幕府の老中であった間部詮勝公を活用した中心市街地の活性化などを、それぞれの立場で意見交換。観光協会との連携強化や祭りをもっとメインにすえて話題性のあるまちづくりは出来ないかなど、また、子どもと文楽などにも力を入れていくといいのではないだろうか、駅前はめがねの町というには眼鏡屋さんも無くイメージがわかないというご指摘など前向きなご意見をたくさん頂きました。

今の鯖江市は祭り騒ぎはやっているが、本当の祭りはやっていないという発言、みように納得。区長会の思いも議員の感じるところと共通であることなど知ることが出来ました。また歴史上の偉人として、若泉敬先生もクローズアップでした。

とにかく、これからのまちづくり、女性もしっかり巻き込んでいただき、男性とご一緒に取り組んでもらいたいことを木村はお願いをさせて頂きました。

小竹議長からも、新聞切り抜きも提示され、これからのまちづくりに文化は欠かせないのではないかと提言されて閉会しました。

2016年10月 8日 (土)

北陸新幹線とフリーゲージトレーン

北陸新幹線が敦賀までの開業を前倒し、それから、大阪、名古屋まで等の交通アクセス、当初のフリーゲージトレーンでというスタンスから大きく変わろうとしています。4年前に市民創世会では、四国で九州新幹線のところでの導入が検討され実験をしておられる鉄道整備機構の様子を視察に行っています。

http://aikonet.mitelog.jp/diary/2012/03/post-2e7b.html

当時、フル企画でなければと、の声が議会でも大きかった。女性議員一人だったかもしれない乗り換え無しに移動できるよさを子連れのお母さんの立場から申し上げていた。今もその思いは変わらない。まだまだ新幹線整備が完成するわけではない、これから20年後のことなどを考えても、将来の子どもたちに費用対コストから、なかなか結論を出しにくいが、本当に大切なことは?と考えてしまう。

アブラギリ、秋祭り「葉すし」のこと

うるしの里いきいき協議会では、お盆すぎから秋祭りの時期「葉すし」のリクエストなどあり、イベントや、普段のメニューに登場します。NPO法人かわだ夢グリーンの学校給食の野菜提供支援事業を拡張して、地域の4つの女性団体を中心に、うるしの里いきいき協議会を平成17年に立ち上げ、河和田ふれっしゅ市・朝市を皮切りにスタートし、喫茶「椀椀」など事業展開に。その根幹に、木村にとって、漆器は、食文化との思いがあります。

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母たちの地元の伝統的な料理を受け継ぎ、アブラギリの葉で包む「葉すし」のことを、「和食は福井にあり」の著者向笠千恵子先生(フードジャーナリスト、食文化研究家)は、福井新聞に大きく取り上げてくださった。

Kc4d0256記事掲載前に、先生からアブラギリのことなどについてのお問合せもあり、漆器関係者にもいくつかお尋ねをして、アブラギリと漆器産業との関わりもわかったことがあります。

アブラギリは香りがして、中の食品の保存性を良くするとも言われていますが、その昔、油になっていたことはよく知られていますが、かつては炭焼き産業もあり、アブラギリを炭にして、蝋色磨きなどに使われていたことなど分かりました。

昔の人は偉い! 今私たちは子どもら世代に何を伝え残していくことが出来るのだろうか。

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