うるしの里の大句会・北吟会100年記念合同句会
大正2年(1913年)に、当時河和田村だったころ丸山北州、塚田晴転、真保香保、寺本流基、杉本一道、田中紫峰、内田台水、小林珍月、清水清風ら10余名で設立。
その後、伊予鹿峰(美代丸おじいさん・昭和52年他界)が継承。 会員の他界や休吟で、人数の増減はあったが、10数名を常に保持。また月1回の句会は、大正2年の創立時より長い年月一度も休まず続けられ今日に至っている。
北吟会100年の記念大会は、会場をうるしの里会館に、鯖江市内俳句連盟も共催していただき、市内の句会グループ合同の大会になった。句歴50年、60年というそうそうたるメンバーの仲間に入れていただき、17の日本語文字で優しい暮らしの趣き、風情を織り交ぜながら樂ませてもらった。
「赤レンガ 霙に濡るる 駅舎かな」
「恵比須講 テント構へし 呉服店」
「煮こごりや 残業終へし 一人膳」
後片付け後の打ち上げは、句歴60年のメンバーを中心にかつての思い出話や若者を俳句に引き込むために一計を案じ手作られたという山岸さんの講談まで飛び出し、名残尽きない懇談会が、「こま膳」で催された。まだ話足らず、コーヒーを注文したら、ケーキまでいただいた。
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