【運動の経緯】
さばえっこ図書ボランティアネットワークでは、10月29日「福島の今~生きる力を育てる読書~」と題して、福島県喜多方市から水戸昇先生(水戸教育相談所所長・「大玉畑の学校」主宰)をお招きして講演をいただいた。講演をお聞きした参加者は、一様に、本物の大自然体験、人とのつながり、書物で生きる力を育めることを再認識。生きる力に欠かせない読書の重要さを学ばせていただいた。
そのあと「福島の今」パートⅡの懇談会で、福島県民200万人、浜通りは非常に悲惨な状況にある、再建の意欲はあるが、国のデータ、方針がころころ変わる、さらに放射能の危険から避難、避難計画区域の避難家族以上に、自主的に避難している人は大変、なんのホローも無い。
一番の犠牲者は子ども、とお聞きした。そこで、前々から「絵本を届けよう」運動に取り組もう、と「さばえっこ図書ボランティアネットワーク」の役員で相談を始めていたので、絵本などの読書環境をおたずねしたら、まだまだそこまで復旧・復興はいっていない。
支援していただくのなら、何にも無いのが被災地の状況、支援していただけるものはなんでもありがたい、と水戸先生からの依頼を受けた。またこの際、水戸先生を経由すれば、必要とされている被災者に、キチンと届けることが出来る、ということも分かった。
なお、メンバーが、春から育てていたひまわりの種を、水戸先生に来春福島で花を咲かせていただくよう、箱にいっぱい送らせていただいた。
【「絵本を届けよう」の趣旨】
被災地福島の子どもたちに、「絵本を届けよう」運動を展開し、水戸先生がこれまで取り組んでこられた自然に親しむ、人物とふれあう、書物に親しむことで生きる力を育む・子どもたちを守る支援を、さばえっこ図書ボランティアネットワークから呼びかけて、趣旨に賛同していただける家庭や市民のところの絵本・児童書・辞書等の提供を受けて、鯖江から福島に届ける復興支援を行う。
【「絵本を届けよう」内容】
◆対象の品:絵本、児童書、辞書等子どもを対象にする。
◆回収方法:提供者が鯖江市文化の館の所定の場所まで搬入
◆保管場所:鯖江市文化の館 1階中央メインカウンター
◆期限:12月初旬~1月末
◆整理作業:ボランティア(募集!!)で、文化の館2階会議室で整理作業
1月17日(火)午後1時~ 1月24日(火)午後1時~
◆届ける先・方法:福島県喜多方市 水戸昇教育相談所・水戸昇先生まで、直接トラックなどで運ぶ
◆届ける時期:2月(寒い冬の季節も、読書をしていただき、心豊かに過ごしていただくためには、この2月を逃がすことはできない時期)
◆共催:鯖江市PTA連合会、鯖江市図書館友の会等
◆後援:鯖江市文化の館
【活動協力金のカンパ】趣旨に賛同いただける方々、ご協力お願いします。
最近のコメント