里山砂防を考えるシンポジウムに参加
昨年は、鯖江市うるしの里会館で開催された「里山砂防を考えるシンポジューム」が、7月25日(月)、福井市のアオッサ県民ホールで開かれた。基調講演「里山を宝にする道づくり」を、里山再生研究家の大内正伸氏が、イラスト入りで論じられた。大切なことは里山での暮らしを、木を使う、火を燃やすこととまとめられた。
そのあとのパネルデスカッションでは、美山町の森林組合長の渡辺氏が、砂防に指定をかけるのなら、道だけでなく、山の手入れにもお金をかけないと、林家だけでは、森林所有者には、山の手入れをしろといわれても絶対無理と指摘。林業の低迷は「ただでもいい」、と思っている森林所有者もいるほどで、今に外国資本に売買されてしまう。また林道ができ、いのししなど鳥獣害が土砂崩れなど災害を大きくする要因にもなっている。
今後の里山整備に、そこに住んでいる住民の意向も十分に取り入れた考え方・手法が大切であることを改めて思った。
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