「狂言塗師」うるしの里活性化事業
狂言に「塗師」という演目があるのを狂言フアンの皆様はご存知であろう。
この塗師平六は、京都の師匠について修行をし、越前に住まいいたす職人である。
当地・福井県鯖江市河和田地区は、文化庁のたび百選の「ジャパンを旅する」の大賞のコースにノミネートされた経緯もある。
伝統工芸越前漆器の産地・越前(河和田)が、古くから演じられてきた狂言の「塗師」に、越前が舞台になって演じられていることに着目したNPO法人かわだ夢グリーン・おばばグループ(自分たちが生まれ育った地元大好き平均年齢73歳おばばの会)が、地元誇りとする越前漆器伝統工芸士の「塗師」を、狂言で鑑賞するだけでなく、自らが常に越前漆器の産地で演じられるようにと動き出した。
今回、8月1日午後1時30分から、鯖江市資料館・リニュアールになった「まなべの館」で、近松座の人形劇とジョイントする。
出し物は、2作目の増澤先生書き下ろし河和田創作版「うるし」。
素人集団ではあるが、世界に通用する笑いの世界・狂言を資源の一つとして発展させ、住んでいる人々の文化交流や都会の若者達との文化交流を図り、地域住民の連帯感と創造力を醸成し、地域の文化の振興を図る。
さてさて意気込みはあるものの、当日はほんとうに、お笑いの世界になるのかも・・。
コメント