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2010年4月24日 (土)

子ども読書活動優秀実践団体「かわだ文庫」文部大臣表彰式に参加

Photo子ども読書活動優秀実践団体「かわだ文庫」文部大臣表彰式に参加

4月23日(金)、平成22年度「子ども読書の日」記念して、「子どもの読書活動推進フォーラム~国民読書年を迎えて~」が、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催され、かわだ文庫からも3人が参加しました。

基調講演、パネルディスカッションに先立ち、主催者・文部科学省 高井美穂政務官(大臣はお忙しいのかな~)の挨拶があり、引き続き文部科学大臣表彰がありました。かわだ文庫は、子ども読書活動優秀実践団体8個人)ということで、全国の仲間(57)と一緒に受賞しました。

基調講演は、読書力と言語力-「ことばの力」を育む-をテーマに、北川達夫氏(日本教育大学院客員教授)が、ことばの体験をつむ読書、さまざまな価値観との出会いとしての読書、価値観の交流の中軸としての読書、自らの考えを深めるための読書を、外務省での経験を元に、教科書等の制作にかかわられている立場からも会場の参加者に力強く講演されました。

パネルデスカッションは、肥田美代子コーディネーターに、作家の石田衣良氏、基調講演講師の北川達夫氏、福音館書店社長の塚田和敏氏の3人で、「子どもの読書活動を推進するために社会全体でできること」をデスカッションされました。子どもの読書習慣は、家庭・地域の役割であり、学校には選任の司書(調べるばかりではなく、創造する力を本が案内する)が配置されていていてこそであり、10歳くらいまでに本が面白いと思えるようにするのは意識的にやらないといけないという社会の責任、自治体の役割を述べられました。

現在の社会から、一人ひとりが切り離されているような状況で、一人ひとりで社会とかかわっていけるか問われている。そのためにも言語の力が必要であることに、日本ではまだ気づいていない。仲間内でなく、積極的にかかわれる力が、生きるために必要であり、読書力・言語活動の充実をトータルして考えていかなければならない。かわだ文庫の役割は、まだまだあることを改めて思いました。子どもたちの豊かな心を育むために、子どもたちが夢を大きく持って、夢に向かって努力できる社会環境づくりを、思いを同じくするメンバーと、またコツコツとがんばりたい。

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